冬季五輪2026男子アルペンスキー初出場の相原史郎決勝で20位(2/16)

冬季オリンピック2026・アルペンスキー新種目Team Combinedの概要とルール

冬季五輪

2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪から新しく採用されたアルペンスキー・チームコンバインド(団体複合)について解説します。
この種目は、これまでの個人種目だった「アルパイン・コンバインド(個人複合)」に代わって導入されたもので、「スピードのスペシャリスト」と「技術のスペシャリスト」がタッグを組むという、非常にエキサイティングな形式になっています。

■冬季五輪・アルペンスキー団体複合(チーム・コンバイン)概要とルール

概要と基本ルール

1人の選手が2種目を滑るのではなく、同じ国・同じ性別の2人がペアとなり、それぞれの得意分野を分担して合計タイムを競います。

構成: 滑降(ダウンヒル) または スーパー大回転(スーパーG) + 回転(スラローム)
チーム構成: 同一国から2名1組で、男子4チーム、女子4チームまで参加可能)。
競技の流れ:
1. 第1走(スピード系): スピード専門の選手が滑走。
2. 第2走(技術系): 回転専門の選手が、第1走者のタイムを引き継いで滑走。
3. 順位決定: 2人の合計タイムが最も速いチームが金メダルとなります。

注意点: 第1走者が途中棄権(DNF)や失格(DSQ)になった場合、そのチームの第2走者はスタートすることができません。

注目ポイント:ここが面白い!

①「専門職」同士のドリームチーム
従来の個人複合では、高速系と技術系の両方をこなす「オールラウンダー」が有利でした。
しかしチーム戦になったことで、世界最速のダウンヒラーと世界一のテクニシャンが組むことが可能になり、競技レベルが飛躍的に向上しています。

②逆転劇が起きやすい「リバーススタート」
第2走のスラロームは、第1走のタイムが速かったチームから順に滑るのではなく、上位30チームがタイムの遅い順(リバースオーダー)でスタートします。
後半になればなるほど優勝を争う強豪チームが登場してきますが、後半になればタイムが出にくくなりますから逆転する可能性が高くなります。
1本目で作った貯金をスラロームのスペシャリストが守りきれるか、という手に汗握る展開になります。

③戦略的なペアリング
各国は最大4チームまでエントリー可能なため、「確実に上位を狙うペア」や「一発逆転を狙う超攻撃的ペア」など、どの選手と誰を組ませるかというコーチ陣の戦略も見どころです。

2026年大会の展望

2025年の世界選手権(ザールバッハ大会)では、男子はスキー大国スイスが表彰台を独占する圧倒的な強さを見せました。
一方、女子ではアメリカのミカエラ・シフリンを筆頭に、強力なスラローム選手を擁する国が後半にどこまで追い上げるかが鍵となります。
「個人の戦い」だったアルペンスキーに「チームの絆と責任」が加わったこの新種目は、今大会最もドラマチックな展開が期待される種目の一つです。

■冬季五輪・アルペンスキーチーム複合結果速報

◆女子チーム複合(2/10)

初めての種目ということで気になったのは、1本目の滑降で下位のチームから順番にスタートになる点で、2本目の回転のコースの状態によって大きく順位が変動する可能性がありました。
案の定後続からスタートする選手のタイムが大きく崩れて順位を落としています。
途中で棄権する選手も多くコースの状態もかなり荒れて滑りにくい状態だったように感じています。
最後方からスタートしたシフリンでしたが、最も得意とする回転種目で18人中15位の成績となりました。
せっかく1本目の滑降種目で上位のポジションをとっても、優位とはならずむしろ、不利になりかねません。
誰が優勝するかわからないという面白さはあるかもしれませんが、優勝の価値には疑問が残る結果となりました。

Milano(ITA)アルペンスキー女子チーム複合結果(2/10)
選手 Team DH SL Total
1 Raedler/Huber AUT2 1:36.65 2:21.66
2 Weidle/Aicher GER 1:37.33 2:21.71
3 Wiles/Moltzan USA2 1:37.04 2:21.91
4 Johnson/Shiffrin USA1 1:36.59 2:21.97
5 Huetter/Truppe AUT1 1:37.19 2:22.27
6 Flury/Holdener SUI2 1:38.13 2:22.54
7 Ortlieb/Gallhuber AUT3 1:37.60 2:22.63
8 Gauche/Chevrier FRA1 1:37.92 2:22.79
9 Suter/Rast SUI1 1:38.10 2:22.90
10 Delago/Trocker ITA3 1:37.75 2:22.94
11 Lie/Westhoff NOR 1:37.36 2:22.98
12 Cerutti/McFarlane FRA3 1:38.69 2:23.69
13 Grenier/St-Germain CAN1 1:39.10 2:24.05
14 Puchner/Hoerhager AUT4 1:38.18 2:24.17
15 Cashman/Hurt USA4 1:39.91 2:24.90
16 Novakova/Dubovska CZE1 1:41.41 2:26.29
17 Begue/Baruzzi Farriol ARG 1:44.15 2:29.18
18 Negri/Labastova CZE2 1:45.22 2:32.16
Pirovano/Peterlini ITA2 1:36.86
Miradoli/Lamure FRA2 1:37.37
Stuhec/Bucik Jogan SLO 1:38.29
Schmitt/Meillard SUI3 1:38.50
Durrer/Christen SUI4 1:39.06
Delago/D’Antonio ITA4 1:39.42
Gray/Nullmeyer CAN2 1:41.15
Srobova/Vlhova SVK 1:46.66
Goggia/Della Mea ITA1 DNF
Wright/O’ Brien USA3 DNF

◆男子チーム複合(2/9)

Milano(ITA)アルペンスキー男子チーム複合結果(2/9)
選手 Team DH SL Total
1 VON ALLMEN
NEF Tanguy
SUI2 1:52.22 51.82 2:44.04
2 Kriechmayr
Feller
AUT1 1:53.05 51.98 2:45.03
2 Odermatt
Meillard
SUI1 1:52.08 52.95 2:45.03
4 Haaser
Matt
AUT4 1:53.07 51.99 2:45.06
5 Paris
Sala
ITA2 1:52.39 52.77 2:45.16
5 Allegre
Noel
FRA1 1:52.71 52.45 2:45.16
7 Franzoni
Vinatzer
ITA1 1:51.80 53.46 2:45.26
8 Babinsky
Gstrein
AUT2 1:53.10 52.35 2:45.45
9 Lehto
Hallberg
FIN 1:53.51 52.14 2:45.65
10 Jocher
Strasser
GER 1:53.13 52.60 2:45.73
11 Hemetsberger
Schwarz
AUT3 2:45.90
12 Sejersted
McGrath
NOR1 2:45.92
13 Monney
Yule
SUI3 2:45.99
14 Casse
Saccardi
ITA3 2:46.17
15 Muzaton
Rassat
FRA2 2:46.39
16 Alphand/Amiez FRA3 2:46.66
17 Sellaeg/Haugan NOR2 2:46.90
18 Rogentin/Iten SUI4 2:47.08
19 Negomir
Radamus
USA 2:47.34
20 Zabystran
Muller
CZE 2:50.70

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